車の板金業界で働くために必要な資格とは

車の板金業界で働くために必要な資格とは

車の板金塗装工場や、ディーラーに併設された板金塗装部門など、板金業界で働くことを目指す場合、何らかの資格を取る必要があるのでしょうか。ここでは、板金塗装の現場で働くとき、「持っていると役立つ」資格についてご紹介します。

車の板金業界で働くためには資格が必須?

実は板金塗装の仕事に就くのに必須とされる資格はありません。しかし、取得しておくと就職に有利な資格、仕事に役立ち、仕事の幅が広がるような資格はあります。また、専門学校などで板金塗装や自動車整備について学んでおくのも、就職の際に有利になるでしょう。

車の板金業界で働く場合に取っておくと良い資格

車の板金業界で働く際に取得したい資格には、次のようなものがあります。

2級ガソリン、2級ジーゼル

国家資格である自動車整備士の中でも、「2級ガソリン自動車整備士」と「2級ジーゼル自動車整備士」は、自動車を扱うベースとなる資格として取得したいところです。
ガソリン自動車整備士はガソリンエンジン車を、ジーゼル自動車整備士はジーゼル(ディーゼル)エンジン者を対象とした資格です。2級を取得すれば、3級では行うことのできないエンジンや足回りの分解整備を含む、ほとんどの整備作業を行うことができます。

車体整備士

自動車の外形であるボディ部分に関する専門的な知識・技能を持ち、点検・修理・整備を行う整備士のための国家資格です。
板金業務とは最も関係の深い資格といえます。資格を持っていれば就職に有利なだけでなく、知識と技能の高さを示すことができ、ユーザーに対する信頼性も向上します。

塗装技能士

塗装に関する専門的な知識・技能を持つことを認定する国家資格です。
検定試験は「木工塗装作業」、「建築塗装作業」、「金属塗装作業」、「噴霧塗装作業」、「鋼橋塗装作業」に分かれています。車の板金塗装の仕事に活かすには、金属塗装作業で受験するのが良いでしょう。

有機溶剤作業主任者

有機溶剤を使った作業を安全に進めるため、身体的な被害防止の指揮・監督を行い、労働安全衛生上の労働者の衛生の確保に配慮するための国家資格です。
有機溶剤を使うときは必ずこの資格取得者による指揮・監督が必要になります。有機溶剤はいわゆるシンナーなど物を溶かす性質を持つ有機化合物のことで、自動車の塗装にも使用されます。

ガス溶接技能者、アーク溶接作業者

板金業務では金属を溶接する作業を行う場面が多くあります。溶接を行うには、ガス溶接技能者やアーク溶接作業者といった国家資格が必要です。
ガス溶接はガスバーナーを利用した溶接、アーク溶接はアーク放電という放電現象を利用した溶接のことです。

東京自動車大学校には、1級整備士コース、2級整備士コースだけでなく、板金・塗装の技術を身につけ、整備士としてスキルアップできるボディクラフト科など、今回取り上げた資格の取得を目指せるコースが用意されています。資格を取得し、車の板金業界で働くなら、東京自動車大学校で学ぶことを考えてみてはいかがでしょうか。

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