ディーラーの営業(セールス)の仕事内容とキャリア

ディーラーの営業(セールス)の仕事内容とキャリア

自動車ディーラーの営業(セールス)とはどのような仕事なのでしょうか。車を売る仕事だということは知っていても、具体的にどのような特徴や苦労があるのかなど意外に分からないことは多いものです。車好きな人にとって気になるディーラー営業の仕事内容とキャリアについてご紹介しましょう。

ディーラー営業の仕事内容

ディーラー営業の最も大きな役割は言うまでもなく車を販売することです。中でもショールームなどを備えた店舗に来ていただいたお客様への対応と、個人・法人の既存のお客様に対する営業活動は重要な仕事です。

基本的には、外回り型営業と来店型営業の2パターンに分かれます。外回り型営業は、お客様宅を訪問し営業を行いますが、来店型営業は、その名の通り来店されたお客様の対応を行います。

今日では外回り型営業が少なくなり、来店型営業が多くなっていますが、大口のお客様や法人のお客様などは訪問する機会もあります。

土日はショールームでイベントを行うことが多く、営業マンも基本的に店舗にいることになります。平日のうちにアポを取っていたお客様がいれば来店していただいて商談や車の点検を。アポがなければフリーで来店されるお客様の対応をします。
試乗希望のお客様がいらっしゃれば、購入意欲が高いため、車についての詳細な説明や、話を聞きながら、商談や次のアポに繋げられるようにします。

既存のお客様への営業活動は、購入車のメンテナンスや買い替えの要望を引き出すのが主な仕事です。点検や車の修理に関しては先方から電話がかかってくることも多いので、その対応もします。

保険会社、板金工場などとの連絡事項も多く、平日の日中は事務所での電話応対や書類作成、法人のお客様への訪問などに時間を割くことになります。

また、新車購入の契約に漕ぎ着けた場合は納車の手続きを行うのも大事な仕事です。個人のお客様は先方の時間に合わせることになるため、お宅へ伺うのは夜になることもあります。

営業のキャリア

ディーラーの営業職で10年程度キャリアを積むと、その先のステップとして店長になる道が開けてきます。ただし、すべての営業マンが店長職に就けるわけではなく、営業マンとして水準以上の成績を上げ、リーダーシップや統率力があるとみなされた人が店長候補としてリストアップされます。

出世はチームリーダーである主任や営業係長から営業課長へ、さらに店長へといった形が多いでしょう。

店長になると店舗全体の成績を上げることや人材育成にも力を注ぎます。店長の次は営業部長としてエリアマネージャーのようなポジションに就きます。さらに出世すれば最終的には執行役員、取締役など経営陣に加わることもできるでしょう。

一方、営業職は固定給+歩合給のため、あえて店長などを目指さず高い給与を維持しながら営業マンとして活躍し続ける道を選択する人もいます。

またディーラーは都道府県ごとなど地域内に複数の店舗を構えているので、2~3年ごとに転勤があるケースもよく見られます。

ディーラーの営業になるには

ディーラーの営業職の採用活動は、全国に存在する販売会社がそれぞれ独自に行っています。営業職の新卒採用は大卒が中心です。
ただ、中途採用の場合は専門学校卒、高卒でも採用するところが少なくなく、道が閉ざされているわけではありません。

採用にあたってはまずコミュニケーション能力が問われるでしょう。多くのお客様と接し、高価な商品を販売する仕事であることから幅広い社会常識やマナーが身に付いていることも求められます。
また普通免許証は必須で、車好き、運転好き、運転上手であるかどうかもポイントになります。

ディーラーの営業は車を売る仕事ですが、売りっぱなしではビジネスとして成立しません。一度購入していただいたお客様に対してきめ細やかなアフターフォローをすることで修理やメンテンナス、そして新車の買い替え購入に繋がります。成績がアップすればそれが給与に跳ね返ってくる仕事でもあります。営業職を目指すなら、お客様といかに長く良好な付き合いを継続していくかを第一に考えるべきでしょう。

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