自動車整備士は文系? 理系?どちらに向いている?

自動車整備士は文系? 理系?どちらに向いている?

自動車整備士と聞いて思い浮かぶイメージは、文系と理系、どちらでしょうか? 資格試験の内容や仕事の詳細について知ると、自動車整備士には理系的な知識が求められることがわかってきます。しかし、文系だから自動車整備士になれないということはありません。自動車整備士における文系と理系との関わりについて考えてみましょう。

自動車整備士は文系?理系?

自動車整備士に必要な知識の中には、数学、力学など理系的な能力が求められるものが多くあります。実際に試験問題でも計算問題が出てきます。となると自動車整備士は理系に強い人に向いている職業なのかとも思えてきます。コンピューターや電子制御についても詳しいほうが有利で、機械いじりが好きな人は計算が得意で論理的な考え方ができる人というイメージもあるでしょう。

しかし一方で、自動車整備士として仕事をするようになれば、お客様とのコミュニケーションや営業能力などが求められるようになります。とくに車の状態についてわかりやすく噛み砕いて説明することは非常に大事です。これらは文系的な能力とも言えるでしょう。

文系でも自動車整備士になれる?

では、文系の人は整備士に向いているのでしょうか、向いていないのでしょうか。

自動車整備士の資格試験に計算問題があるので、数学がまったくの苦手という人が勉強するのは少し大変かもしれません。しかし、受験要件には高校の文理選択や大学の学部についての制約は一切ありません。文系でも自動車や整備の仕事に興味があれば、誰でも自動車整備士の資格試験に挑戦することができます。就職して自動車整備士として活躍することも十分に可能です。

向いている、向いていないということで言えば、自動車に対する興味、車いじりに関する興味があるのであれば、適性はあるはずです。ただ、その場合は理系の科目についてある程度、理解できるようになっておきましょう。

自動車整備士を目指す高校生の進路

あなたがまだ高校生で、整備士を目指したいと思うなら、理系の科目をしっかり勉強しておくことをおすすめします。とくに文系のほうが得意という人の場合は、意識して物理や数学を勉強しておいてください。
物理で速度、エネルギー、運動量といった力学分野の考え方や原理を知っておくと、自動車の仕組みを学ぶときに役立ちます。また、数学に強くなっていれば、自動車整備士の計算問題にも対応できるようになります。

高校を卒業後は、自動車整備士になるための専門学校に進むのが一般的です。自動車整備に関わる具体的な知識と技術はそこで学ぶことができます。試験対策用の授業もあります。多くの人が目指す二級自動車整備士であれば、問題なく取得できるでしょう。物理や数学の基本的知識があればそのハードルはもっと低くなります。

コミュニケーション能力に自信があるという人であれば、整備士として仕事を始めてから、その能力を生かすことができるでしょう。整備士の中には営業的な業務も行っている人がたくさんいます。
一方、黙々と正確に作業をこなすのが得意という人にも活躍の場があります。理系的な素養はあった方が有利なことは確かですが、自動車整備士は文系・理系、どちらでも目指すことのできる職業だということを知っておきましょう。

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