有機溶剤作業主任者とは? どうすれば資格取得できる?

有機溶剤作業主任者とは? どうすれば資格取得できる?

自動車整備士が活躍する板金塗装の仕事の中で必要とされる資格の一つに、「有機溶剤作業主任者」があります。これはどのような資格で、どうすれば取得できるのでしょうか。有機溶剤作業主任者について知っておくべきことをまとめてご紹介しましょう。

有機溶剤作業主任者とは

有機溶剤作業主任者とは、有機溶剤による健康被害防止の指揮・監督を行う者に必要な国家資格です。このことは労働安全衛生法で決められています。また、現場で労働者の衛生の確保、消防上の危険物の取り扱いについても配慮と管理を行います。

有機溶剤作業主任者を持っていると有利になる場面

有機溶剤とは他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称です。主に油、蝋、樹脂などを溶かすために用いられます。エチルベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などさまざまな有機溶剤が存在し、塗装業、クリーニング業、印刷業、清掃業、工場などでよく使われます。有機溶剤は正しく扱えば非常に便利な物質ですが、常温でも蒸発しやすく、呼吸によって人体に取り込まれると中毒症状などを起こし、健康を害する危険性があります。

有機溶剤を使用するときは、必ず有機溶剤作業主任者が現場の指揮・監督を行わなければなりません。そのため有資格者は多くの会社で必要とされます。

また、有機溶剤主任者に似ているといわれる資格に、危険物取扱者があります。これは有機溶剤の中に危険物に指定されているものがあるためです。
ただし、有機溶剤作業主任者にできるのは、あくまで現場で有機溶剤を安全に使用するための指揮・監督です。有機溶剤以外の危険物を取り扱うことはもちろん、有機溶剤の中で危険物に指定されているものを指定数量以上、保管することはできません。この制限をなくして、危険物に指定されている有機溶剤の保管・管理も担当したいという場合は、危険物取扱者の資格もあわせて取得することをおすすめします。

自動車整備士が有機溶剤作業主任者を取得するメリット

自動車整備に関わる仕事では、板金塗装、中でも塗装作業で、有機溶剤に関する知識が必要になります。現場では油性塗料を扱う際に有機溶剤を使用することが多いでしょう。

そのため、板金塗装業者には必ず有機溶剤作業主任者の有資格者が必要となっています。たとえ現場で主任という立場に就くわけではなくても、有機溶剤に関する知識は持っているべきです。この資格を持っていればその知識があるとみなされ、板金塗装業者への就職が有利になるでしょう。また、有機溶剤作業主任者は待遇面で優遇されることがあります。

有機溶剤作業主任者の資格の取得方法

有機溶剤作業主任者の資格を取得するには、有機溶剤作業主任者技能講習を受けて、修了試験に合格する必要があります。技能講習は誰でも受けられますが、18歳に満たない者は有機溶剤業務に就労することはできず、作業主任者に選任することもできないとされています。

有機溶剤作業主任者技能講習は全国で数ヶ月に1回の頻度で行われています。東京では月2回のペースで講習が開かれています。カリキュラムは2日間の学科講習のみで、実技はありません。

自動車整備士の養成などを行っている学校では有機溶剤作業主任者の資格取得のための授業が行われています。板金塗装の実習などもあるので、この仕事に就くことを目指すなら、就職前に知識や技術を身につけて、しっかりとした準備をしましょう。

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