自動車整備士を目指す人もとるべき? 損害保険の資格をとるメリット

自動車整備士を目指す人もとるべき? 損害保険の資格をとるメリット

損害保険に関する資格というと自動車整備士とは関係のないものと思われるかもしれません。しかし、「損害保険募集人」となるための資格を取得していれば、仕事に活かすことができます。自動車整備士を目指す人が損害保険の試験を受けるメリットについて説明します。

損害保険に関する資格はどのようなものがある?

損害保険に関わる試験の中でも、損害保険会社の社員だけでなく、自動車ディーラーなど損害保険の代理店となる企業の社員の多くが受験するのが「損保一般試験」です。

損保一般試験とは、保険募集を行う際、その人が「損害保険募集人」として、保険商品に関する重要事項などを正確に説明できる知識を習得しているかどうかを確認するための試験です。損害保険募集人とは、損害保険会社の役員、使用人、損害保険代理店、損害保険代理店の役員、使用人のことです。

この損保一般試験には、すべての人が受ける必要がある「基礎単位」と、自動車保険、火災保険、傷害疾病保険の3つに分かれている「商品単位」の2種類があります。
「基礎単位」に合格しなければ、代理店登録または募集人届出をすることができません。「基礎単位」に加えて「商品単位」の試験にも合格すれば、自動車保険、火災保険、傷害疾病保険というそれぞれの商品に関する説明をする資格があると認められたことになります。なお、試験は単位ごとに5年間の更新制となっています。

自動車整備士が損害保険の資格を取ると得られるメリット

自動車整備士が損保一般試験に合格していれば、車を購入したお客様に対し、自動車保険や火災保険の加入受付業務を行うことができるようになります。整備士なら絶対に必要というわけではありませんが、損害保険募集人資格を持っていれば、いつでもお客様に対して「当社で保険に入ってもらえませんか?」と提案することができます。そのことによって会社にメリットが生じるため、仕事の幅が広がると同時に、評価もアップすることが期待できます。

特にディーラーに勤務する整備士の場合は、会社がサポートしてこの試験を受けさせるというケースが多いようです。受験キャンペーンなどを実施している会社もあります。ただ、就職前に試験を受けて資格を取得しておく人は少なく、入社後、会社の指導を受けながら勉強し、受験するというのが一般的でしょう。

損害保険の資格の取得方法

損保一般試験はそれほど難しい試験というわけではありません。試験方法はコンピュータ試験です。試験会場ではパソコンを使用し、モニター上に出題される問題に対し、○×や四択、語句選択などで答えていきます。

試験時間は、基礎単位、商品単位とも40分です。基礎単位が50問で配点は各2点、商品単位は20問で配点は各5点です。合格基準はいずれも100点満点中70点となっています。

試験申し込みは日本損害保険協会の「損保代理店試験」ホームページから行うことができます。

自動車整備士を目指す人でも、損保一般試験を受けて合格することにはメリットがあり、また保険について知識を得ることは自分自身の強みにもなるでしょう。受験して損をすることはないので、試験を受けて資格を取得することにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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